2012年10月6日土曜日

彩り

こんにちは^^

私は今学期BTHで3つの授業を履修しているのですが、今回はそのうちのひとつであるCulture Studies について書きたいと思います。

この授業で勉強しているのは一言で言えば「ものの見方」についてです。
例えば1枚の写真について、そこからどんな文化、イデオロギー(政治的なものに限らず、あらゆるものに対する信念)が読み取れるか、撮った人はなぜその場面を切り取ったのかといったことを最初に考えました。

物事の持つ意味は自然に発生するものではなく社会によって与えられるものであるという考えが前提としてあり、ではその意味づけはどのようにして行われるのか、意味=文化と結びつく「力」を持っているのは誰なのか、空間の構成物の間にはどのような関係性があるのか、というようなことを考える訓練をこの授業で行っています。

今取り組んでいるのは、博物館の展示物を別の文脈に置き換えるというグループワークです。
まずは博物館で展示物の配置、光、音、建物の構造、窓などあらゆるものの意味について考えるように言われました。
そのあとその博物館にあるもののうち10点を選び、それらを使って別の展覧会を考えます。
コンセプトは何か?どのような場所で何を展示するのか?すべてちゃんと説明できなければなりません。「なんとなく」ではダメなのです。

 この博物館は国立の海軍博物館なのですが、私たちのグループの展覧会は全く違った文脈に置き換えられることになりました。
テーマは「恐れ」。プレゼンまで1週間ほどありますが、写真の編集などやることが多くてちょっと心配です。でもほんとに面白いものができそう!同じグループの人たちがまた面白いのでわくわくです。

Culture Studiesの授業は今のところ私にとって一番刺激的で、 少し大げさかもしれませんが、新しい世界が見えてくるような気がしています。
世界がどんどんカラフルになって、新しい意味を帯びて、もっともっとたくさんのおもしろいことを見つけられるようになったら素敵だなぁと思います。

おまけ。


 今さらですが、BTHの写真です^^ 
この建物で普段授業を受けています。

0 件のコメント:

コメントを投稿